第34回大盆栽まつり

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天気良好5月3日から5日迄。世界盆栽大会から二日空けての大盆栽まつりは関係・愛好者さんにはうれしくも過酷な2017年度となったでしょう。私も体調不良+寝不足だったが3日になると何故か6時にはパチと目が覚めいそいそと向かった。無料駐車場は8時過ぎで満車となり美術館横に出来た新設の有料駐車場に止める。6時間止めて500円は安いなぁ。

テンション上がり一店目二店目と梯子をしてお買い物を満喫する。お値段交渉した事がなかったが意外とみなさんするのですね。試してみたいが、買いなれてないのがすると無礼になるか。

どのお店でも培養のアドバイスや購入した木の個体差を見込んでの予想を教えて下さり、手売りは良いのもです。

立派な錦松が破格のお値段で出されていた。「どう、この値段はありえないよ。持ち主が齢でね、手放すことになったんだよ」手元に置きたいとは思ったがサイズが大きすぎる重い。「持って運べないですわ」「それなんだよ、手放す理由は」自分の力では手なづけられない、それは辛いです。

〇楽園に今度こそと門をくぐり、土間の女性にご挨拶すると小さな体をおって会釈してもらう。心なしか去年より展示されている盆栽の数が少なくなったような。「13回忌ですよ。ずっと私が盆栽の世話を一人でやっているのよ」棚下が小ぎれいに掃かれたいた。来年も是非にと。

ムサシノクニンおりません。埼玉県立民族博物館の方に尋ねると、世界盆栽大会に参戦のためこちらは…残念。教えて下さった女性をチラチラ見ながらいっそこの方に甲冑を着装させてもいいかな。直虎かいな。


四季の家:銘品盆栽展

はなみずきにてんとう虫がとまっていてにじり寄ると逃げられた。盆栽の前に正座して眺める。可能なら寝転がってみたい。距離を近くして銘品を見る事が出来る貴重な場所です。


さいたま市大宮盆栽美術館にて

世界盆栽大会記念特別展 もみじ(石付き)銘:「鳴子峡」石田勲さん

鳴子峡は10月に車を8時間飛ばして観に行きましたわ。紅葉が厚地の錦で渓谷を覆い豪奢な。また行きたいなぁ。


購入した品。ごちゃごちゃですね。お気に入りは左の流木。どうするかはこれからの楽しみ。まえから欲しかった畳の縁飾り端切れ。家庭用ミシンで縫えるそうだ。短い休みを利用してチマチマ植わって楽しむぞ。

買い上げリスト:コクリュウ・桑・ねむの木・ライラック・姫サンザシ・西洋カマツカ(挿し木ポット)・ケヤキ・四鉢・流木・畳縁飾り・売店でサイダー飲む

世界盆栽大会

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次の開催国は2021年オーストラリアに決まりした。赤道越えですからお国事情や四季の違い(雪降らんのよね)の盆栽はどの様なものか。4年後のお楽しみ。

四日もたってから、終わったんだぁと実感する。余韻がなくなった。後から大会は登録した方が面白かったかなとも思ったが、ボランテイアの面で参加させてもらった。

ボランテイア活動は盆栽の事は一切なし、人同士の事を基本ですねとせっせと動き、目を動かし、分からん外国語を何とか理解する。不思議なもので必死になると言わんする事が分かる、母国語を英語としない人との相手だと更に分かる。

ステージが満席になると杖を突いた年配者の方が後から来た車イスの方に場所を譲ると申し出る。更に杖を持つ人同士でどうぞ、どうぞと椅子を開ける。「譲り合いありがとうございます」(こちらが配慮しなければならいのではと疑問になる)

迷子は想定していたけど迷子のシニアがいらした。お気の毒でした、広いし人多いし(-ω-)/ 無事ご家族と再会できましたでしょうか。

クレヨンしんちゃんどこ~?入るって聞いたのよ、きたんだけど~?正確に居そうな場所にご案内する。

飛龍見えん、写真撮っている人達どかしてくれ。「申し訳ないです、私ですら撮れません」

規約に抵触しない出来事を記してみたが、今後のために検討していただきたいのがバリアフリースペースとそのキャスト。愛好者さんが高齢化しているので杖持ち方が多く車椅子の方もいる、また登録された海外の方は連日歩きすぎて(太めの体格も手伝い)膝を痛めてしまった人を何人か見かけた。

お疲れ様です、ボランテイアの皆さんありがとうございます。 盆栽師さんに声を掛けてもらい恐縮したがうれしかったですわ。


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飛龍:加藤三郎さんが像使いに見えた。

世界盆栽大会

さいたま市大宮盆栽美術館にて

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始まった。

画像では閑散としてますが凄い観客数です。前日27日は1,000人以上の来館者だったそうだ。

サブ会場の美術館では銘品の数々が展示されている。庭園エントランス正面の白い盤に置かれた「武蔵ケ丘」には称賛。

念願かない「日暮」を拝ませて頂く。そこにあるのは図書で見る完遂された物ではなく、生きる物と盆栽師さんとの対話。驚いた。

来館者の雑踏に紛れていると国風展に似たところとなり、「これにはやられたね~」「負けるなよ」頑張れ!盆栽師・愛好者。

前日のパレスホテル、アリーナではデモンストレーションバトルが繰り広げられている。体力・気力で挑むのもある。力勝負では盆栽師さんの年齢的な限界があり、今見なければもう見れないと思うと登録しとけば良かったかな、と少し後悔したりする。同じ日本に住んでいるのだからと思ったが海外の方が主流だった。作品はあるけど、デモンストレーションはあまりない。ライブ配信見ます。

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真柏 銘「清風」小林國雄さん

番外:大盆栽まつり期間中ではないけど大会中だからサプライズがあるかもと〇楽園の門が開いてるかなと期待したが閉まっていた。

四季の家で折り紙・絵葉書体験する。ぶきっちょなのよ。ボランテイア方に褒られその気になって楽しむ。サックス演奏(スピーカー無しは良いですね)の音を楽しみながら蛙とアヤメを折って描いた。

記念特別展

さいたま市大宮盆栽美術館にて 季節の一鉢より 山もみじ Collection No.74

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「もみじとかカエデの枝を切ると水がじゃーじゃーでる。だからなんかなぁ、シロップとかできるのかなぁ。」植木造園業のお父さんが言っていたな。じゃーじゃーか。ご自由にお持ちくださいのお水を一本もらい、飲みながらこのもみじの樹液のお味はいかに。庭園にある盆栽の水遣りを見るとさーさーと消える。ホースを引っ張る閼伽の音のみ。


雑談:世界盆栽大会まであと5日。仕事のシフトが先週の土曜日に知らされる。GW近辺は有給休暇争奪戦。登録はしてないけど観れる範囲で。

山もみじ

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挿し木4年目突入のもみじ。今年はこれでザル培養をしてみる。一回やって見たかった。短年間で太らせるでは一押し推奨になっていて、期待値あがる。


雑談:期待値について。「彼氏・彼女に求める身長の期待(理想?)値の統計を出したところ、女子については平均値に統計対象者が存在しない事が分かった。男子については困った事に130㎝と記入したのがいて、その筆跡に気持ちがこもっている感じが見受けられ外れ値として入れた。」ひえぇ~~、あるキャンパスでの統計学での話です。

ゴヨウツツジ

「俺の生きているうちには咲かんから」とくださり我が家で3年目突入。愛好家さんが実生で育てて2年、これで5年目。「咲くまで10年かかるぞ」ひゃぁ〜あと5年かかる。枯らしません目標で、幹周りが太くなってきたのにはうれしい。根元にあるのはスミレ。一緒についてきた。取り払った方か良いのだけど、この二種はセットで育てたい、必然だったと五年後に思いたい。


山野草の投稿が続き「どこが盆栽?」になっていた。盆栽見聞記みたいなところからスタートしたが、プログ名から「ぼんさい」をそろそろ外そうかと。

山野草は一年ゴールの目安があるけど、木は盆栽は区間ポイントがありすぎるその木のコースに、どれくらいなのか分からない。なので先ずは「ジミー(実直)に育てる」。そしてからかな。

記念特別展

さいたま市大宮盆栽美術館にて 4月上旬

いい塩漬け桜餅の季節になり、花粉症のマスク姿の方を沢山見かける様になりました。スギ花粉症は無計画植林の公害病指定にしてほしい。動物園の猿山にいるお猿さん達もクシャミしているのですよ。私は目が痺れる位で済んでいるけど。

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もみじ(獅子頭)Collection No.045  ごんぶとに繊細な新芽がひらいて咲くようです。

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もみじ(出猩々)Collection No.047  紅珊瑚。簪に珊瑚玉一つの宝飾は日本人の美意識。

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季節の一鉢より 木蓮 Collection No.108 今頃紫の花が咲いてるかな

日本の観光シーズンの一つに桜の季節があり、美術館にも花見観光の外国の方も含め常より多く来館していた。飛び交う外国語(イタリア系の方は声が大きいので微笑ましい)はさっぱり分からないけど。国は違うけど同じ人間なので似ているところは多いでしょう。桜の季節にようこそ!

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ギボウシ

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昨年の大盆栽まつりで求めたギボウシが無事越冬して芽が這い上がってきた。プラスチックなのだが鉢割れし、かなり中はパンパンな様です。

4月の中旬にツルウメモドキの春芽が開き、これで全ての越冬越が完了した。無事枯らさずにホッとする。


番外:大盆栽まつりの前に世界盆栽大会。来客数が凄いのだろうなぁ。国風展ではどうかすると渋滞が起きる。「立ち止まらないでください」と蟹さん横ばいで見て回るのか。ひろみちお兄さんのステージは押さえたい。盆栽体操でもするの?

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タンチョウソウ

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鉢を回しサボると向きがこうなる。欠けているからと50円値引きしてもらった鉢で、得した気分になっていたのが恥ずかしくなった。

花より葉の方が好みです。根は苦手です。浅い鉢に根茎だけになっているのを見かけると、うがぁ!と目をそらす。私だけかな。

 

記念特別展

さいたま市大宮盆栽美術館にて 3月下旬

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もみじ(清玄)No.110

紅葉の赤は秋の季語を指すけど、品種によっては新緑にも当てはまり、色鮮やかさにぎょっとする。濃すぎる様な。「♪春のうららの♪」に挑んでいる。

「ごんぶと」利尻昆布。きっと美味しいんだろうな。

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季節の一鉢より もみじ(出猩々)No.047

番外;世界盆栽大会まで一ヶ月を切りました。楽しみにしたくなるべく詳細の情報は観ないようにしているけど。アリーナでは盆栽園の各展示ブースとかあるのかな。あちらこちらのノベルティグッズとか集めてみたい。

記念特別展 

さいたま市大宮盆栽美術館にて 3月中旬 梅もどき Collection.111

「もどき」似てるがまったく異なる。

子供の時に玉子豆腐をプリンだ!と口に入れた時の惨状。いらい玉子豆腐を食べない。どうしても口の中にあの時、味わうはずだったプリンのもどかしさ。

 

 

雑談

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錦糸南天とふきたんぽぽの苔玉

実もない活動だった父母会役員会に「スーツで出席願います」へテロ行為の襟付きシャツで向かった。これで名簿写真も撮られる。子は呆れて「あのさぁ、中身を良くするのと外見を良くするのってどっちが簡単だと思う?」だなぁ。中庸に関心する。私はこの様な事を言ってくれる人を求める傾向があり、理性的なれない事柄になると特に。

花冷えの小雨が一日降っております。ふきたんぽぽは蕾のまま咲くことなく萎みました。来月になったら苔玉からサルベージして鉢に移そう。まだいける。

白神山地

さいたま市大宮盆栽美術館にて ブナ 銘:白神の里 Collection No.055

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白神山地の出来事。不登校児や引きこもりの子供たちを連れたグループが訪れた。初めはお互い口も訊かず黙々と歩いていたが、何せその様な状態の子供さんなので体力があまりなくバテて来るのがポツポツと出る。「大丈夫?」「荷物持とうか」自然に気遣う声が出たそうだ。自分がバテバテだからへばった人に声をかけないと歩けない気にさせる。この体験後、学校に行ける事が出来たそうだ。「その様な力がこの地にあるのですよ」と教えてもらった。「マザーツリ―を観てきて下さい」「訪れたいですね」高速道路を時速100キロで9時間あれば到着するかな。♬ so far away ♬


モノクロにしてみると私の様な物でもらしく撮れた。これはこの盆栽さんが優れているからですね。

記念特別展

さいたま市大宮盆栽美術館

「第8回世界盆栽大会inさいたま」記念特別展 盆栽-さいたま発の世界のブランド-

会期:平成29年3月17日(金)〜5月10日(水)

来月の下旬には世界大会が開催されるんだとそぞろ歩きな気分。多分私が行ける盆栽イベントでは人生最大規模になるだろう。コミケはあるけどコミコン・インターナショナルとなると。記念に参加したいと思い、何かしてます。


屋外展示場の改修工事も終わり、清潔な空間が現れました。浮かび上がりますね。koiya_201703_9

 


Collection No.022 真柏 銘:北斎

人が必ず立ち止まる。おぉ~と私も興奮する。「まだ描きたい!」画工の執念は90歳でも事切れない。koiya_201703_8

情報源: 神奈川沖浪裏 – Wikipedia  北斎ウェーブ


季節の一鉢より 椿(玉の浦)

五島列島、福江島の海岸。「沈黙サイレンス」の波しぶきを音を思い出します。「海があまりにも蒼いのです」涙の花でしたか。


番外:ポスターが「日暮し」なので、会期中は常設展示されていると間違えた人多いと思う。多分一日当たり五、六人はいる。こうなると「モナリザの静養日は…」みたいなところでとルーブル方式で告知が必要なクラスの盆栽なのだと思ったわ。

 

ネジバナ

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1月に加湿で本葉が腐ってしまい心配したが復活。太陽の塔と仲良くさせて撮ってみると「あれ、綾波レイだ」

BSの再放送観終わり(遅まきながらのエヴァンゲリヲンデビューした)、家人と「碇ゲンドウは変態親父だ」「アメーバに戻りたいんかね」「人体錬成しちゃった、大人のする事に叱る人はいない」。等々結構面白がって観ました。

 

フキ

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花が腐り落ちるまで放置した蕗は雄だったか雌だったのか分からず(今日、雌雄異株だと知った)。まぁ、いつもの通りで。キャラブキ煮が出来る位の大きさまで育てよう目標にする。


すっかり卒業式シーズン。出席した式の壇上に盆栽が飾られているのをさいたま市だなあと感心する。後で聞かれたのが「あの盆栽どう?」「たぶん黒松だと思う」70㎜も離れている。「じゃなくていくら?」そこになるか?

鋏におもうところ

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こちらは使い捨ての鋏で。買うた時に一回でお終いと言われたが研いで使いづづけている。鉄って感じか好きで。しかし限界がそろそろ来ている様な。切れ味がかなり悪い。

美容師さんが使っている鋏のお値段を尋ねると「7万くらいかな。これでも安いよ。」びっくり。「髪の毛を切る鋏だから良い物、良い状態にしないと。髪の毛が痛んじゃうからね」

「精霊の守り人」を観ていると、綾瀬はるかさんがせっかく綺麗なお顔と髪の毛をヨゴヨゴバサバサしているのに、理容室でさっぱりしてきましたーカットの登場人物とか出てきて。世界感を作るのなら髪の毛にあたる鋏を考えなきゃね。ヘアスタイル、コスチュームもそれを断つ鋏で決まる設定がある。銃と鉄と病原菌で世界の歴史が分かるのだから。

で、今週末買い換える。これは砥師さんにお願いする。

冬お終い

さいたま市大宮盆栽美術館にて

2月25日

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良い天気でしたわ。北斎が「梅が咲いた頃にちょっと良い天気だったらそちらに伺うよ」と絵の依頼主に素っ気なく言っていた。そんなところなのか来場者数がグッと増えていた。冬の引きこもり習慣に終わりを告げる。


3月4日

Collection:073 山もみじ 武蔵ケ丘

大変お美しい骨格です。こちらの落葉樹は纏ってよし、脱いでよし、レントゲン撮影よし。

季節の一鉢から キブシ(収蔵品か分からず 数年ここにいるから住盆栽でしょう)

妖怪ぽい、猫背のせいかな。

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染井吉野が咲くまでは、桜の咲く頃と言うのがはばかれる様な気がする。関東の開花予想は3月28日だそうだ。陽の光に熱を少しずつ感じる。冬は終わった。しかし、今頃足の指にしもやけが出来て猛烈にかゆい、恥ずかしいくらいかゆい!


番外:美術館の解説文にお馴染みワードがあると話すと「一定以上の価値を認められているからテンプレートになる」と言われてなるほど納得する。私も毎度この文書を連ねるのに難儀しているので自分のテンプレを納めてみたい。

盆栽クッキー

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噂の盆栽クッキーを味わう。噛み砕くのは惜しかったが賞味期限を言い訳に、食べたい欲をまっとうする。大変おいしゅうございました。アイシングが控えめな生地に甘さをくれます。今月の新作も食すぞ。

「どこでこの商品をお知りになりました?」「あれ、あのSNSだったかな?」笑ってらした。「すいませんねぇ、世知な事言いまして」ほほほほ。

「あれ、あの」とか言って思い出したのがシニアメンズの「おまえら何しているんだ?」「あれ、だぁ、あれ」「あれだ、インターネット!」「インターネットばっかりしているんだろう?」と若き後継者世代を叱咤してらした。LINEもいかんとですかぁ?

ちなみに私はスマホのデータ使用量は一か月2ギガ使い切れない。これは結構まわりの人に驚かれる。20ギカでも足らん人もいたなぁ。締日が来るともったいないとYouTubeとか何曲もダウンロードして、これは世知が無いだけですね。

美容師さん

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二年くらいほったらかした黒松。正月の売れ残り品(この手の購入者多いよね)ボサボサで思わず自分のヘアスタイルの同様、無精だわ。毎日シャンプーとトリートメントはしているがスタイリングとなるのとサボり気味でここ数年、どうしようもない状態になってからヘアサロンに向かい、「凄いのが来たでしょう?」と美容師さんに笑いをとろうとする。数時間一緒に過ごす方なのでこちらの、そちらの話をしてお人柄など生育まで見えてくる事もある。男性美容師さんだと会話のネタが趣味系統になりがちで、アニメ・映画・バイク・車・スポーツ等々。「最近はなぁ、底付きてどれもちょっと。酒飲んで寝る」と倦怠気味でなどと言われると「盆栽などいかがですか?」勧めてみると「良いなぁと思っているけど世話が出来ない」この返答の方が結構いる。意外なのは「えっ、盆栽?」の返しはほとんど無い。同じ鋏を持つ人だからか。技能職としては遠からずかなり近い存在と観ているのかな。潜在的な盆栽愛好者が結構いるかも。

黒松は遅まきながら葉を抜き、どうするべと針金をくにゃくにゃさせる今週でした。

企画展「春の花もの盆栽展」

さいたま市大宮盆栽美術館 会期:平成29年1月27日〜2月22日迄

山茶花の残り香を楽しみつつ企画展も今日で終わりとなります。春を求めて訪れ掌におさめる。

季節の一鉢より

椿(侘助):芙蓉園

悩殺されました。美肌補正がまったく必要のない。姿態はシャンブロウだわ、化けて出る。


番外:国風展観に行ってご馳走様でしたとか言っといて、足らんかった事を求めて翌日にはデモンストレーションを観に行く。愛好者の方々に「国風展挑戦して下さい」とエールを送っていらした。談志師匠みたいなノリに「キタ―!」と喜ぶ。盆栽さんの世界に触れる様になってからこの「キタ―!」の方をお見かけするのは3人目。もうフルフルする♪

一億円のチューリップ

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先日、世界盆栽大会に向けての記念植わりをした小学生達とお話をする機会があった。「あれ、何なの?」「あの木はね、盆栽でね。世界盆栽大会の展示会場スーパーアリーナに飾られるの」「分かんないなぁ」「盆栽何?」「スーパーアリーナすごい」どうもこの小学生達には花木を植えてどうこうと言うのは意味不明なカリキュラムだった様だ。実感を提供するのが一番だろうと夢の無い事言ってみる。「あれだよ、お世話して育てて立派な盆栽になったら格付けみたいに一億円になるかもよ」「えぇ、ホント?!」「うそだぁ」「その半分でも」「売ったら、家を買うね、そして兄弟にお小遣いあげてと」堅実さに感心したりする。

「一億になるのかな~」「俺のどうかな~」「あれのが一億になりそうだよな~」色々思いが募ってます。小学生に格付けの一億盆栽はファンタジーを提供したようだ。「先ずは、お水をあげてね」

で、何でチューリップか。一億盆栽の盆栽師さんがデモンストレーション時に、ホワイトボードにチューリップを描いているの観ながら、小学生との会話を思い出した。この絵に描いたチューリップはおいくらかしら?実際に積み上げた札束ではなく、夢の楽しい積み上げなのだ。


追記:どうもチューリップは描きなれてないようでした。

第91回 国風展

名誉と栄誉の国風展。おそらく第一回からその展示趣旨は変わらないのでしょう。市井が入場券を購入しそれを拝見させて頂く、なのかな。

後期と言う事もあり、旗日でありましたが落ち着いた入場者数でした。前年はインフルエンザの病み上がりで観に行きフラフラになり、今年は骨盤脱臼(うさぎ跳びをやりすぎた)したところが傷みだし、グリーンクラブへは無念のバス利用をした。とほほです。

前回から更に照明が改善されていたが、端やところどころにスポットが欠けていてレールを見上げてしまった。これだけ著名な展覧会なのに、なぜライティングは???なのか。

国立科学博物館でラスコー展が開催されてます。クロマニョン人が描いたフランスにある洞窟壁画は最終氷河期に描かれたそうだ。

優れた一位・杜松・蝦夷松は何故か氷河期を思わせます。マンモスやトナカイの牙や大きな角、その大腿骨。クロマニョン人は何を思い描いたか。現代人は氷河期のその記憶があるのかもしれない。あるいは赤鬼の二本の角はバイキングの兜で、北欧神話の渡来人なのかな。ストリーがね、突飛だけど自分では面白がっている。

 

素晴らしい盆栽を一度に何十点も見るので例年「しばらく盆栽さんご馳走様でしたの気分になる」と知人に話したら理解されず「例えばでね、東京オートサロンを観に行った後、しばらくコンパニオンのお姉さんご馳走様でしたにならない?」「ならんね、それを観に行ってるのだから。生き甲斐だもん」私は精進が足らんようです。


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展示場の空きスペース。自然光は良いなぁ。アウトドアの植物が期間限定で太陽光を浴びないインドア数日間の後、日光浴するのかな。

サギナ

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いつもの農協センターで見かけた。苔じゃないよな。芝かな、ガーデニングのグランドカバーって部類かな。芝と苔の中間位の感じが良いなぁ。苔玉ならぬサギナ玉鉢を目指してみよう。


アイリッシュモスの別名があり、その地域ではありふれた植物なんでしょうか。

ポスト型SNSに良く写真を投稿していた時、私の撮る植物は何故か「実家にこれあった!」「おばあちゃんが大事に育てていた」と言うコメントを日本以外の方からも良く頂きました。スケールが大きくなると「おじいちゃんの家はこの品種でワインを作っている」ブドウの木にフランスの方から。この頃はスマホカメラで、散歩している時に見かけた木や花、実などで。撮る時にルールを作り、「地面から生えている植物だけ」としました。外来種であろうと根付けばその地に馴染んだ風景の物。ありふれた草き物は世界共通で郷愁感があるのかな。

企画展「春の花もの盆栽展」

さいたま市大宮盆栽美術館にて 会期:平成29年1月27日(金)〜2月22日(水)

          季節の一鉢から 一週目 松雪園 野梅

二週目 松雪園 長寿梅

鉢が土中に埋め込まれた、そこで育った木を鉢ごと掘りあげた様に年月がともなっている。鉢に養分がある。


園庭改修工事始まりました。入場料金が割引になっていて、謙虚です。

工事のガレキをみていたら、ムラムラしてきた。(香川照之さんは草むらでムラムラする)子供の頃から地面の切り上げ現場をみると無性に掘りたくなる。何か出て来るじゃないか、土器や貝殻が!いつか遺跡発掘現場のアルバイトしたいな。行田市の埴輪サブレは美味しいです。

Collection No.97 野梅 サキソフォン:咲きそろうを誤変換した単語。なぜか賑やかな感じがあっているな。こちらの仮置き場だと廂の影が入りレイアウトになります。壁の色が漆喰だとなおよろしい。


仕事が先月から多忙を極め、撮ってもUPせず寝かしていた。何かその様な事をする余裕が、その気分になったら国風展が始まっていた。果たして私は観に行けるのでしょうか。去年はインフルエンザの病み上がりで向かい人の多さに当てられフラフラになった。下の画像は去年の国風展。通路渋滞がおきる位の入場者数だった。

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紅千鳥

我が家の梅二鉢目が開花。画像では下手なんで出せなかったけど、濃い赤で舞妓さんのおちょぼ口みたいに可愛らしい。

HP移転後、一回目の投稿がこの梅で一年たち降り返ってみると、目標にした世界盆栽大会までは続けようがあと二か月後となった。仕事も家庭も忙しい、あくせく趣味をこなすよう時もあり、これじゃ不本意だ。5月になったらレスパイトしよう。

梅盆展

平成29年1月28日(土)〜29日(日)午前9時30分〜午後4時30分

さいたま市園芸植物園内【花き集荷施設】

今日までだけど来年の情報として役立てれば

好きなんですよね、ここの展示会。出展者や愛好者さんがそれぞれ楽しんでいて。好きなとこしているんだなぁ、誰それと意識するわけでなく、食べる・飲む・話をする・盆栽をする。それだけの事。

『散歩に何だろうと見に来て、あぁ梅だね、咲いているね、良いもんだと感心して梅の鉢物を手に取り、購入する。家で眺めなら、初物だねと家族と話する』現代の季節を売る・鉢物売りさんを兼ねた盆栽愛好者さんがいるんだわ。

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体験:苔玉作りをしてみる。錦糸南天とふきたんぽぽ。素材だけ購入して教わる。ふんだんに生の山苔を貼らせてもらう。「山苔はどちらから?(無料ではわるいな)」「〇〇県のゴルフ場の山から採ってきたの、その時はゴルフはしない」そうですかぁーと。苔皿の合わせ方も見せてもらう。ありがとうございます。

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帰り道の米屋さんにて。ここにも梅が。米10キロ購入。外米と国産米を教授してもらう。「精米されたお米は日本に輸入出来ない」これで全てが分かるような日本の対外米政策。今年は種もみから稲をそだててみようかな。

一月中旬 三週目 梅

さいたま市大宮盆栽美術館にて 今日の一枚コーナーから

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Collection No.080  野梅

咲きそろいました。鉢がまたよろしくて。緑の釉薬にまだらに白色が合わせる様に浮かんでいます。

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Collection No.081 緋梅

華奢な、珍しくメタボじゃなく、かなりの老齢な存在。それだけお年を召された梅なのか。白髪ついに梅の花。おばあちゃんなら色っぽいかな。源典侍の緋扇。

一部の画像はアスペクト比2:1。憧れの方ヴィットリオ・ストラーロさんモドキにしてみたかった。ヴィットリオさん盆栽さん撮って欲しいですね。


美術館は下旬から園庭の改修工事に入るそうだ。「今日の一枚コーナー」の垣根や柴垣さん、長きにわたりお疲れ様。

1月中旬 二週目

さいたま市大宮盆栽美術館にて 季節の一鉢より

野梅 Collection No.097

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着物の着付け、右前か左前かを思わせます。さぁ、どちらになりますか。梅盆栽さんの造形は帯やら反物と連想します。

美術館では収蔵品の梅が多数展示され、桜の次に梅が大好き日本人には嬉しく楽しい場所となっています。

この時期は連日氷点下を記録するのに良く咲いているなぁ、と感心する。暖パン・ヒートテックで武装しても冷え込みに耐え忍ぶだけで、人間はか弱いなぁ、何も咲かせん。震えあがる音なら出せるけど。カチカチッ。

山もみじ 高雅 Collection No.075

美術館に向かう時間は水やりタイムと重なる事があり、この様にお水をあげるのかと、その手つきやかけ方を見学してしまう。簡潔で清潔なもんだなぁ。りっぱなデモンストレーションですよ。水やりタイムを告知してほしい位です。天気が良いとさらに喜ぶ。写真を撮るのが趣味なのには水滴から反射光が出て来るので、ありがたやーとすかさず撮る。

福寿草

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硬いですね~、なかなか開花せず。かれこれ三週間以上たつかな。日光の時間より鉢の暖まる温度が必要なのか。室内に取り込み、日当たりの良い場所に移動させてみる。連日の氷点下なのにね、開花を急がせるのは不自然な事なのだけど。

1月初旬 第一週目

さいたま市大宮盆栽美術館にて 季節の一鉢より

野梅 Collection No.080

サバ幹と言うのですね。何らかの理由ではち切れんばかりのメタボな樹が荒れて萎み、その下の形成層だけで潤い、腐った部分は掘り出され、削られる。残ったの物ではなく見出された物となる。

梅の花を夜に照明を落として嗅ぐと面白いですよ。真っ暗でも目閉じてしまうのが可笑しな事で。嗅ぐと爽やかであるけど少し粘度がある匂いに渡来の郷愁、その向こうに広がる国々、木々、緑色の眼の人々。胡旋舞。そういえば2016年のカウントダウンは「韃靼人の踊り」だったな。(スコアおこしは吉松隆さん)万里の長城だってある国の防壁の区切りなだけで、大陸は広いとです。

 

水栽培

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冬なんで。室内で楽しめるのチューリップの水栽培などしてみる。意外と簡単なのでお試しください。球根を一週間位低温保存する。低温の目安は冷蔵庫位。その時に乾かないように新聞紙で包む。(つまり冷蔵庫に入れとく)これで冬を満喫させたことになる。薄皮をむきミズゴケを敷いた鉢に球根の下部を埋める様に据える。球根の表皮が乾燥しないように霧吹きする。四日位で発根・芽。あとは茎の重みで鉢ごと倒れる前に植え替えて下さい。矮小性のチューリップなら鉢のままで開花を望めます。

チューリップバブルなんで言葉がありますね。現代では庶民が気軽にお子さままで植えて楽しんでいる。崩壊はありふれたものにしてくれる。

 

 

1月3日

あっと言う間に三が日終了。平日になった途端、仕事開始とゆとりが欲しい年末年始休みだな今年は。

フキノトウ 鹿沼土に扶養土たっぷり多めに配合にする。室内の日当たりの良い所に置き、毎朝霧吹きでシューシューする。湿気を好むので。眺めているだけでも口の中に苦味が出てくる。

梅 12月31日開花した。寒暖差の仕込みが遅かったので予想開花日より一週間ずれ込んだ。

 

良いお年をお迎えください

福寿草

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Have a good year!

クリスマスからドタドタの忙しさで、突っ走り大晦日を迎えた。今も晦日料理の合間にAMAの録画番組を観ながら(ステーイブ・ユアンが出ている、お久しぶりですなぁ、もう本編じゃ観れない)最後の投稿を締め良くしている。盆栽さんで今年良かったなぁと思ったのが、GARDENの語源を教わった事。 Guard Eden。守られたエデン。そこに鍬を入れ、「耕せ、己を耕せ、百姓が畑を耕すように」と一休さん。

言語と単語がスパコンでも処理できない位ありますが、言葉がいつも見つかりませんね。2016年ありがとうございました。来年もよろしく!

12月24日メリークリスマス

さいたま市大宮盆栽美術館にて 12月下旬 今日の一枚コーナーから

花梨 Collection No.052

左大臣列席の参議。癖の強い一品。樹皮の剥がれを心地よく感じるかな。旺盛な生命力が植物とはいえ飲み込まれそうだ。その内妖怪になるでしょう。

黒松 銘【 巌 】 Collection No.015

岩石性と言う樹皮。年次に堆積した樹皮が化石層みたいだ。白色した部分はこの黒松の骨の様。

野梅 Collection No.080

骨盤が広くでっぷりしているかと思うと、横から見れば意外に薄い。厚物の帯で締め上げる。


2016年もそろそろ終わりに近づきました。カメラ持ちになったのを機に、盆栽さんとのお付き合いが年々深まり、「盆栽やってるの?」の返答に「鉢物持ってます」位が今の自分には良いかなと判断が着いた。この世界は面白おかしく、切なかったり大人げなかったり、思いのほか枯れていない快活なところ。生きてるなぁ。

日本人度の分かるクオリアかなぁー 新日本紀行と並びます。か~んか~ん

グンバイ虫

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皐月は害虫とのいたちごっこ培養で数年過ごしている。一昨年は丸刈りに食われ、今年こそは駆除剤二種類を交互に使い食われなし、ばっちり!思ったらバッタ君の蝗害にあい、二階のベランダに避難させたらグンバイ虫で留め。もう、いやぁ~!ゴキジェットを散布した。(意外と使えるよ、と園芸家さんに聞いた話を実行)

これは星の輝きと言う品種で全落葉した葉を見ている内に、葉ぶるいと言う現象ではないかと不安が持ち上がる。ゴキジェットまずかったかな…硫黄石化剤購入した。